2014年1月17日金曜日

今日が一月一七日だと気づいたのは朝起きてからだった。

冬の日の、それでも晴れ間が覗く穏やかな九州の朝。

その事がまた逆に私を悔やませた。


いつのまにか…
いつのまにか…
あの日の事を意識せずに済むように生きられる自分がここにいる。


阪神淡路の震災から、もう19年なんだそうな。


そりゃあ…想いも薄れるのは仕方ないかも知れない。
けど、忘れたらアカン気がする。
忘れたくない気がする。

東北の震災があった後に思った。
阪神淡路…まだ傷が癒えたわけやないで…
忘れんといてや!


けど、いつしか、東北の震災の方も…
忘れさられようとしてる気がする。


多分私は…
東北からも京阪神からも離れた、この九州の地で…

少なくとも幸せなのだろう。
色々な恵みに預かる中で、それまでは意識のどこかにあった震災への傷が…

改めてニュースとかで知らされない限りは気づかないくらいに…

日々を温かい何かで満たされているのだろう。



19年前、まだゴスペルをしっかり知らなかった私と高校生達が、助けになったか邪魔になったかわからないまま被災地に入った頃……

知っていたのはAMAZING GRACE だけだった。


あの時期、しばらくは何も唄えなくなった…。

歌じゃ人は救えない と落胆し…
それでもいつか歌が必要になる刻が来る と 確信を持つ事ができたのもあの時期だった。


今宵…

あの時期を想いながら…
私はAmazing Grace を唄う事にする。

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