話が前後するけれど…
この間からインドネシアの洪水被害の話を出している。
昨日日曜日に追加情報が知らされた。
洪水から避難していたSさん(女性ゴスペルシンガー。夫のGさんは長崎に研修で在住中)の避難場所エリアが更に水害の被害にあったそうである。
「それは悲惨だ…」
そう思いながらGさんと、プログラム終了後に話をした。
とても家族思いの彼は、気苦労や心配がすぐに顔色と体調に出る。
先週はかなり辛そうだった。
今週も…そりゃ、辛いだろうが…パッと見だけは少し辛さが和らいでいたような印象を受けた。
話をしてる中でも、携帯で、奥さんと比較的頻繁に連絡ができているので、マシという言葉が聞かれた。
世界がネットで繋がっている今日の環境は…
リアルに人と人の気持ちも繋いでいるのだと再認識して、凄いなぁと思った。
確かに…
幸いにして、この洪水で亡くなってる方の数は、十名にも充たない。
東日本の津波とかとは、また…現地の受け取り方も違うのかも知れない。
さっき…
夜に、インドネシアの商社勤めの後輩からとある記事を紹介された。
「インドネシアの人間って…根本はティダ・アパアパですから」
彼はそうメールで伝えてきた。
ティダ・アパアパ…ケ・セラ・セラとかマイペンライとかと近い。
なんとかなるさ
みたいな意味らしい。
その、とあるインドネシア人のブログには、今回の洪水を、意外にも…「どうせならこの洪水の状況を楽しもう」みたいな感じの写真が多く掲載されていた。
いくつか転載してみる。
不謹慎ながら…つい笑ってしまった。
洪水で沈んだ街中でサーフィンする男の子達。
水没をモノともせずにネットカフェ?でゲームする子ども達。
洪水バックに記念撮影する男女。
なんか微笑ましい。
そりゃ、もちろん安心はできない。洪水のピークは二月までは続くそうだし。
だけど…なんとなく大丈夫かも。…みたいに思えてきた。
物事を前向きにとらえ、笑顔を忘れないインドネシア気質が先に立ってくれるなら…
Sさんも娘さん達も…きっとティダ・アパアパ。
しっかり耐え抜いてくれるはずだ。
そう期待している。
グラン・ニコラス
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