昔はイスも机も、十脚くらい一度に運んだりしたものだ。
僕の話だ。
ほんの五六年前の話。
何回かに分けてやりゃいいのに…けど、何回も往復するのも嫌だった。
けど、なんとなく周りには、さりげなく力持ちを見せつけて見えてたりしたのかも知れない。
今、そう考えると、あまりかっこよくない。
それなりに、役にはたってただろうけど。
最近の僕は……何かしようとしても、「無理しないで」と言われるようになった。
実際、すぐに息が上がる。
苦しくなる。
脚も痛む。
いつしか、準備の出来上がったステージに上がるだけ上がって、気持ち良く唄わせてもらってハケるだけの日々に馴れてしまった。
けれど、ホントに真面目に、心から思う。
ステージにしろ、路上にしろ、誰かが音の拡声や調整や、準備をしてくれた上でこそ…
クワイヤーもリードボーカルも、声を広く遠くに届かせる事ができるのだ。
その感謝は、ホントに言葉だけでなく…
しっかり表さないといけないと思う。
機材部、映像部、PA関連の数名の皆さん…
ホントにありがとうございます。
昨日の路上でも、それを強く感じました。
グラン・ニコラス
0 件のコメント:
コメントを投稿