花がきれいだ。
桜が気になる。
そういった感覚は若い時は…そりゃ、それなりにはあったけれども…
多分今の感じ方とは違っていたように思う。
今はなんというか…
儚い美しさや愛おしさを感じていて…
やはり桜の咲き誇る時期の短さに、とても惹かれる。
七時からの寄り合いの前に、桜満開の場所を見つけ…衝動的にバスを降りて桜を愛でた。
花はただただ愛しい…。
もしかして…
自分にはあまり残されてる時間とか…ないのかもなぁというチョイと悲しい想いが、ふと脳裏をよぎった。
この慢性的な息苦しさを感じるようになって三年、父親の他界を経ての三年である。
物の感じ方も変わるというものだ。
最近毎日聞いてる歌がある。
『安らぎの歌第八集』にあった『花』だ。
せつなくて美しいその調を、僕は『エルサレム』の朗々とした歌声で聴いているうちに、大好きになった。
自分でも唄いたいと思うし…
僕自身…小さな花でもいいから、もうちょっとこの世にいる間に咲かせておきたいと思う。
そうだな…
僕の身体くらいの…
きらびやかなオレンジベースにワインカラーベルベットで抑えた…パンジーのようなラフレシア!
いや…やっぱりラフレシアはやめておこう。
嗅いだ事はないが、とにかくもって、あの花は臭いのだそうだ。
さくら、さくら、イメージはサクラ!
やはり花でもなんでも、小さくて儚くて、あどけなくて可愛いものに人は惹かれるのだ。
悲しいけど、僕には花と言うより…
花火の方が合ってるのかも知れない。
ドーンと打ち上がって
パーーッと大輪の花を咲かすのだ。
でかいぞ。
130キロの大花火は。
え?
そんな重いの打ち上がりませんて?
そんなん上げれんの、ミサイルですがな?
…どっちにせよハタ迷惑な代物でございます。
トホホでござる(涙)。
グラン・ニコラス
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