2014年3月1日土曜日

長崎の老舗百貨店『玉屋』がその歴史に幕を降ろしました(一旦)

2014年二月二八日金曜日。
小さな頃によく買いものに訪れたデパート(百貨店)の『玉屋』が、44年を数える歴史に終止符を打った…。


打って……また幕を開けるかも知れない(笑)。



以前浜の町の大丸が閉店した時のセレモニーを見たことのある弟に誘われて行ってきた今夕だった。


私たち兄弟にとっては、健在だった両親とのデパートぶらりは、楽しいセピア色の温かい思いでの一シーンである。

『岡政』『玉屋』『浜屋』の三大デパートは、幼稚園から小学校時代のキラキラした遊び場だった。

本屋さん、文房具やさん、子ども服に、玩具やさんにレストラン…最後は屋上の遊技場。


こんな私にもあどけない子ども時代があって、その頃の私の大事な大事な思いでの場所だった。

しんみりしながら今日は、玉屋のシャッターが閉まるのを見た。

涙ぐむおじいちゃんやおばあちゃんにとっても、彼らの半生の一シーンはここにあったのだろうなと共感した。


知らない人には、ただ、デパートの閉店に過ぎない。

けど、そこを長年使い続けてきた人にとっては、やはり人生の一部となるのだ。

学校…
病院…
公園…
遊園地…
レストラン…。

古いものには歴史がある。
新しいものには新しいものの良さがもちろんあるが…
古いものの良さは、また別物であり…
残念なことに、誰もがわかるものではない。



驚いた…。
まさか自分がこんな台詞を使うだなんて……。

歳をとったのだ。


身体は毎日地球相手に悲鳴をあげている。

しかし、こんな自分を…まだ嫌いではない。


『玉屋』は、完全に終わったわけではない。

再び違った幕を開ける(揚げる)ために、準備組合が発足した。

多分ついつい最近の話のはずだ。


シャッターが閉まって十分後の再出発セレモニーがあったおかげで、涙になりきらずに笑顔になれた。

あ。
古いものもイイ。

けど、新しい生命の羽ばたきは、やはりワクワクとニコニコをくれるのだ。


良い締め括りとなりました(笑)。

明日(今日だって…!)は練習。

いつもシンミリしてるから(え〜〜?)
ワクワクとニコニコをポケットに…

参りましょうぞプラクティス(イマイチ決まらず(笑))

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